発行日:2021年4月30日
定価:1,000円(税込)
● Well-beingとギフトビジネス
雑貨業界でも有望なコンセプト
● アートを取り入れたライフスタイル
専門流通と雑貨流通のスクランブルの可能性
● コロナ禍の下で運動不足・・・
悩みを解消する健康グッズは!?
今月号の巻頭特集では「Wellness、Well-being」にスポットを当てる。
この言葉、SDGsなどの用語に比べたら、人口に膾炙しているとは、まだまだ言いがたい。
・ウェルネス(wellness)
健康な心身ならびに社会生活を得てより積極的・創造的な健康を目指し、維持・発展させようとする生活活動」を叶え、実現する。
・ウェルビーイング(Well-being)
「人間性の向上・回復」「身体も精神も健やかで良い状態」「幸福であること」「楽しい人生・生活」を叶え、実現する。
ただ、この“解説”をからわかるように、生活雑貨の業界にとって、ある意味、身近なタームであるとも言えると思う。このWellness、Well-beingの概念を実現するツールが、生活雑貨であるともからだ。
この用語を新しい経営理念として追求している(株)生活の木、ガーデンセラピーの普及を図るガーデン協会。
またWellnessの観点からは、「ビューティー&ヘルス」というジャンルのMDに定評のあるプラザスタイルと東急ハンズの販売戦略。健康をテーマとした新業態を展開する大手量販店ライフなどの事例から、このWellness、Well-beingをテーマとしたビジネス展開の現状を探った。
日本人のアート関連の展覧会への入場者数は、世界有数。美術が大好きな国民であることは間違いない。ただし、アート作品の購入ということになると、年間約3200億円と、世界の兆単位の規模と比すると心許ない数字でしかない。このギャップは何の起因するのか?
また、生活雑貨の業界において、ミュージアムグッズのようなアート関連の商材が差別化のツールとして大きく注目を集めるようになってから数年経つが、現状はどうなのか?
今月から数回にわたって、現状を“アートと雑貨の接点”という視点で、周辺業界の現状を探る。
初回は、現代アート作家として活躍する、スーパープランニング神谷敬久会長、日本最大のアートフェアを開催するアート東京の來住尚彦代表理事、アートナビゲーター日下真美さんの活動振りから、アートと雑貨業界の接点を探った。
コロナ禍のもと、いまだおうちで過ごす時間が多いこの頃。暮らしの中での悩みである運動不足を解消する方法を考えてみたい。
運動不足に悩む方が自宅で気軽に使える軽運動器具、トレーニング用品、健康グッズにも注目する。