発行日:2021年6月1日
定価:1,000円(税込)
● 心を贈るこれからのギフト
● 専門流通と雑貨流通のスクランブルの可能性 part2
artを取り入れたライフスタイルの提案
● 商品特集 香りでリラックス&リフレッシュ!
~在宅ワークなど、コロナ禍の心の悩みに~
● おうちの時間を大切に!グリーン&フラワーのある暮らし
新型コロナウイルスの感染拡大は経済全体に大きなダメージを与え、冠婚葬祭や各種行事等が延期や縮小、あるいは中止を余儀なくされるなど、ギフト市場にも甚大な影響を及ぼしている。
一方で、コロナ禍においても、いわゆるカジュアルギフトは伸長しており、会えない代わりにギフトを贈る、あるいは日々の感謝の想いを贈り物に託すといった行為が多く見られるようなっている。誰かのことを想う、心を贈るというギフトの本質が見直されてきているとも言えるかもしれない。
またギフトに関わるプレイヤー達はそれぞれ新たな取り組みも進めている。
今月号では、ギフト市場、冠婚葬祭、販売促進の現状の分析や2021年のギフト問屋各社の中元企画の紹介、有識者の提言、ギフトを主軸においたショップの最新事例等からギフトの現状とこれからを追求する。
日本人のライフスタイルにアートが取り入れられるには、どうしたらいいのか? とかく敷居が高いといわれるギャラリーや百貨店などの専門流通から、たとえそれがレプリカのような複製画だとしても、雑貨やインテリアの売り場でアートが扱われることが、その第一歩になるのではないか?
そんな思いからの流通のスクランブルの可能性を探るこの企画も、今月号で第2弾となる。
「アーティストの直営店から見たアートの現況と販売戦略」としてアーティストにして雑貨販売のオーナーでもある村上周氏、ケアリングアートという観点から医療施設におけるアートに取り組む小野由記子さんとYELLOWKORNER田中愛子さん。美術系の大学を卒業後、ただちにアートカフェの運営に取り組んだ高橋明希さん。そのものずばり「アートのある暮らし協会」の枝澤佳世さん。
それぞれが違うアプローチながら、「アートを身近に」という視点から活動を続けている。
今回の取材中、「アートの業界の人にとって、アートがインテリア化していくことをよろしくないと思っている人が多い。危険なことだと思っている。何故ならインテリア化してしまうと低価格になってしまう。だから手を組むことにも躊躇してしまう。
逆に、インテリア業界は“アートはわからない”というコンプレックスがあるので、なかなか友好関係にはなりづらい」という話を聞いた。やはり両者の隔たりは大きいのかもしれないが、可能性としては大きなものがあるのではないか、とも感じた。
今回の記事からもその一端は分かってもらえるのではないかと思う。
6月5日は「環境の日」。またこの6月の1カ月間は「環境月間」でもある。
この4月に温室効果ガス削減目標の引き上げが発表されたこともあり、環境配慮やサステナブルな社会の実現に向けた取り組みについてはますます注目が集まっている。
消費者の意識が高まる中で、流通業のビジネス活動やギフト商材についても、それが環境に配慮されているかどうかが重視される時代。近年のビジネスガイド社の展示会においても環境に配慮した商品が注目を集めている。
循環型社会の構築を目指す先進企業の取り組みや最新事例から、今後の流通・ギフトビジネスの進むべき方向を追求する。
おうち時間がまだ長い中で、暮らしを楽しくするアロマ商品に注目する。気分転換に活躍する香りのアイテムの話題と、リラックス効果に加えてリフレッシュできるオススメの商品をご紹介。
ウィズコロナの時代、自宅で過ごす時間の増加から、花と緑、そしてガーデニング商材の需要が高まっている。園芸を行う毎日や、植物とともに日常をおくる暮らし方に関心を向ける人が増えており、いまでは充実した時間を過ごす要素として、なくてはならないジャンルとなっている。
心にゆとりと生活に潤いを届けてくれる、グリーン&フラワー商材の話題と、オススメのアイテムをご紹介する。