ビジネスガイド社

月刊ぎふとPREMIUM

月刊ぎふとPREMIUM 2025年4月号 No.667

発行日:2025年4月1日
定価:1,100円(税込)

第71回インターナショナル プレミアム・インセンティブショー春2025バイヤーズガイドー全出展社リストー

日本の伝統 世界へ 播州織/瀬戸焼/西陣織

販促とOEMギフト

防災という贈りもの

第6回京都ギフト・ショーレポート

月刊ぎふとPREMIUM 4月号 目次

巻頭特集 日本の伝統 世界へ

  • 7 分析提言 自社商品開発と海外進出の歯車が噛み合えば日本の伝統産業はまだまだ伸びる 
  • 8 [播州織特集] 播州織5社を紹介
  • 9 アップサイクル・ヴィンテージ生地を活用した雑貨で播州織の魅力を発信 斎藤商店
  • 10 国内・産地内生産にこだわり直営店も展開「播州織を守る」挑戦 播
  • 11 生地にフォーカスした生活雑貨「mulberry fabric」を展開 桑村繊維
  • 12 唯一無二の魅力を持つ、先染めジャカード生地を自販でも展開 遠孫織布
  • 13 妥協せずに作り上げるこだわりのストールで播州織を盛り上げる 織馬鹿
  • 14 [瀬戸焼特集]焼き物の代名詞「瀬戸物」の産地商談会をレポート
  • 15 国内中心に多彩な事業を広げるが、海外展開にも意欲的 アイトー
  • 16 市指定有形文化財に指定された歴史に裏付けされた製造環境が特徴 王子窯/丸朝製陶所
  • 17 伝統的技法と新技法を合わせることでオリジナル食器を生み出すOEMに特化 錦山八木製陶
  • 18 干支や節句、縁起物など民芸品を得意とし、海外への進出も意欲的 瀬戸陶芸社
  • 19 もの作りの視点から器を紹介するミュージアムを設立し民藝思想を啓蒙 瀬戸本業窯
  • 20 ギフト・ショーで注目のデザイナーズ陶器は海外市場でも大注目 セラミック・ジャパン
  • 21 メーカーが直接トレンドを発信することで新たな瀬戸焼の魅力を伝えたい 双寿園
  • 22 [西陣織特集]西陣織金襴100年企業が進める現代のライフスタイルへの挑戦 もりさん
  • 24 西栄意匠房 (SAIEIISHOBO)/とみや織物/西陣かわい/ネカド
  • 25 江戸東京きらりプロジェクト EDO TOKYO TIMELESS展 開催

販促とOEMギフト

  • 29 OEMは各社の特徴をビビッドに反映させたもの作りの手法
  • 30 先方のオリジナルでもOEMでレイジースーザンの店舗、商品のイメージを表現 レイジースーザン 
  • 32 OEMを武器に、共創ビジネスを発展させる デザインフィル コマーシャルデザイン事業部
  • 34 OEMに関し販売まで一気通貫した体制。ODMの機能も強み 大河商事
  • 36 OEMはネットワークでメーカーをサポートする有効な手段 宮川商会
  • 38 ジオラマのOEMを通じて新市場を開拓 モダン・アイズ

安心・安全を届ける 防災という贈りもの

  • 42 20年余りにわたり防災カタログを刊行 企業ギフト×防災の土壌を培ってきた先駆者 三喜
  • 44 企業ノベルティー・企業備蓄の双方で 細分化するニーズを吸い上げ対応 東栄産業
  • 46 目指すはギフトを通じた社会貢献 防災ギフトはその一つの答えとなり得る リンベル
  • 48 防災都市こうとう そなエールギフト 江東区
  • 50 「防災」とあえて言わない防災ギフト LIFEGIFT KOKUA 
  • 51 大学生による防災ギフトの普及 「OLEA’s POP UP STORE」を開催 学生団体OLEA

第6回京都インターナショナル・ギフト・ショー2025

  • 52 第6回京都インターナショナル・ギフト・ショー2025 3月12日・13日の2日間大盛況で開催される
  • 54 京都ギフト・ショー おみやげコンテスト結果発表
  • 57 京都ギフト・ショー OPEN FACTORY DAYレポート 京都紀澤/土屋念珠店/リリーレースインターナショナル/ルシエール・ジャパン/鷲野染工場

主要展示会

  • 40 ビジネスガイド社の展示会
  • 68 第33回華東交易会が上海にて大盛況で開催される/第137回広州交易会開催告知
  • 69 第100回東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2025 出展社募集
  • 70 福岡ギフト・ショー2025/福岡プレミアム・インセンティブショー2025がいよいよ開催目前
  • 71 第2回東京インターナショナル・ギフト・ショーinソウル 告知

カンパニー・協会・話題・イベント・ショップ・調査・商品特集

  • 26 贈答用途に特化した、奇跡のBBQ SAUCE開発秘話 ITADAKI
  • 28 電通が日本の広告費を発表
  • 62 英国、バーミンガム「Spring Fair」に見る、ヨーロッパのギフト流通レポート
  • 72 福祉と特殊印刷の両輪で拓くアマサキの新しいステージ
  • 74 無印良品の世界最大規模店舗が奈良県橿原市に登場
  • 83 グローバルベイスが、渋谷の新オフィスに移転

連載

  • 76 雑貨力―ギフト雑貨で稼ぐ―雑貨コンサルタントのアイデアnote「第3回」 富本雅人氏
  • 78 「続く」店づくり 第8回「pebble」 碓井美樹氏
  • 80 ギフトECサイトの処方箋 第133回「AIを活用した商品ページ制作」 エンファクトリー 取締役 CDO 清水正樹氏
  • 84 売り場の販促のヒント
  • 86 ギフトプロムナード
  • 90 News & Words 流通市場のキーワード 「カスタマーサクセス」が世界的な潮流に
  • 92 業界関連ニュース
  • 97 次号予告

第71回インターナショナル プレミアム・インセンティブショー春2025

  • 99 テーマは「販売促進の原点回帰Part2 世代を超越する販促品のチカラ」
  • 103 注目出展社紹介
  • 107 第34回日本プロモーション企画コンテスト受賞企画を紹介
  • 114 第11回リテールプロモーションアワード開催のお知らせ
  • 115 出展社リスト
  • 123 第72回インターナショナル プレミアム・インセンティブショー秋2025開催のお知らせ 
  • 124 会場案内図

月刊ぎふとPREMIUM 4月号 記事詳細

巻頭特集 日本の伝統 世界へ

インバウンド、輸出が拡大する昨今、日本の製品の中でも、とりわけ伝統織物や陶磁器、木工品などが注目を集めている。

今回は播州織や瀬戸焼の産地取材、西陣織の取材、また東京都が主導する江戸東京きらりプロジェクトの取材などから日本の伝統的製品と産地の現状と可能性を追求する。

「日本の伝統」が世界に羽ばたいていくために、小誌では今後もこうした特集を継続して展開していく。ぜひご期待いただきたい。

OEMと販促 OEMは各社の特徴をビビッドに反映させたもの作りの手法

OEMとは、Original Equipment Manufacturingまたは Original Equipment Manufacturerの略語で、委託者のブランドで製品を生産すること、または生産するメーカのことを指す。生産コスト削減のために製品またはその部品を他の国内企業や海外企業などに委託し、販売に必要な最小限の数量の製品供給を受けることにより、委託者である企業は大きなメリットを享受することができる。

雑貨の業界において、OEMによる生産方式はとてもポピュラーなもので、台湾、香港、中国、ベトナムなどの生産地で毎年春、秋に開催される展示会では、OEM供給先を探す日本の業者が多く散見されるし、東京の「ギフト・ショー」の会場においても「OEM承ります」とのサインを掲げる企業は枚挙にいとまがない。

昨今、そのOEMの受注に関し、単に製品を安く作るためのものではなく、高級感、ファッション性など自社のブランドの特性、特色を生かしたOEMを提案する業者が多くなった。
先方のオリジナルでもOEMで店舗、商品のイメージを表現する株式会社レイジースーザン営業部。自社開発製品をベースにしたプレミアム、ノベルティーギフトやOEMを展開する株式会社デザインフィル コマーシャルデザイン事業部。OEMに関し販売まで一気通貫した体制を取り、ODMの機能も長けた大河商事株式会社。OEMを通じてネットワークでメーカーをサポートする株式会社宮川商会。ジオラマのOEMを通じて新市場を開拓する株式会社モダン・アイズ。
それぞれの会社のOEMの戦略から、昨今の販促、別注ビジネスの現状を探った。

安心・安全を届ける 防災という贈りもの

2024年は災害の多い1年だった。1月1日の元日に能登半島地震が、8月8日には宮崎県日向灘地震が発生し、日向灘地震に際しては初めて「南海トラフ地震臨時情報」が発表された。さらに9月には能登半島豪雨でまたも能登半島が甚大な被害に見舞われるなど、大規模災害が立て続けに起き、否応なく人々の災害や防災への意識が高まった。

ギフト流通においても、昨今防災の存在感は増している。備えの重要性を認識した企業や個人が自身で備えたい、相手にも備えを促したい、社会が防災意識を高める一助になりたいと考え、ギフトシーンにおいて「防災ギフト」を採用する動きが加速している。
そういった背景もあり、ギフト問屋やカタログギフト会社は、防災に特化したカタログギフトを発行するなど、企業や個人に対する防災ギフトの提案を強化している。企業の用途としては、企業自らが行う企業備蓄のほか、周年記念、従業員への福利厚生、顧客へのプレゼントなどのシーンで防災ギフトを採用するケースが増えており、個人の用途としては、引っ越し祝いなどで防災ギフトを選んで贈る動きが見られる。
さらに自治体においても、防災ギフトを使った新たな取り組み事例が生まれている。2023~24年度、東京都内の複数の自治体で、住民の防災意識向上や備蓄促進を目的に、カタログギフトを利用した防災用品配付事業が行われた。実施に際しては、ギフト問屋に委託するケースが多かった。

本特集では、2004年から防災特化型のカタログギフトを発行する三喜をはじめ、企業の防災ニーズを反映したサービスに定評のある東栄産業、2025年2月に防災特化型カタログを発売したばかりのリンベルといったギフト問屋各社に企業や個人向けの防災ギフト事業について聞いた。また都内自治体における防災用品配付事業の先駆者ともいえる江東区に取材し、ギフト問屋と協業した施策について振り返っていただいた。
防災や備蓄はどれだけ対策を講じたとしても完璧にやり切ることは不可能だ。だが、機会を捉えて備えの棚卸しをすること、それを定期的に行うことは必要不可欠といえる。相手の安心・安全を願って贈る防災ギフトの普及は、その推進に一役買う存在となるはずだ。

第6回京都インターナショナル・ギフト・ショー2025 3月12日・13日の2日間大盛況で開催される

伝統とモダンと革新の商品見本市「第6回京都インターナショナル・ギフト・ショー2025」が3月12日(水)・13日(木)の2日間、京都市勧業館みやこめっせの3階・1階にて開催された。

今回の京都ショーには団体や海外からの出展を含む約290社の多彩な企業・クリエイターが出展した。会期終了後の翌日となる3月14日㈮には出展社の工房・ショールームを公開する「オープンファクトリーデイ」を実施。また同イベントに参加する出展社の一部をツアー形式で巡る京都ギフトショー公式の「クラフトツアー」も催行された。

広告掲載社様 2025年4月号

  • アオトプラス株式会社
  • アドコーポレーション株式会社
  • 株式会社エトワール海渡
  • キャリアコンサルティング
  • グリーンデザイン&コンサルティング
  • 五洲薬品株式会社
  • 株式会社三喜
  • 有限会社三幸電機製作所
  • 株式会社新居田物産
  • 株式会社フクヤマ
  • 株式会社紅屋商店
  • マツ勘
  • 株式会社ワコーファースト商事