ビジネスガイド社

月刊ぎふとPREMIUM

月刊ぎふとPREMIUM 2026年8月号 No.683

発行日:2026年8月3日
定価:1,100円(税込)

伝統と革新第5弾 桐生

メンパで動くギフト需要

ギフトは価格を超える

干支・カレンダー・縁起物・年末年始用品

館外へ広がる水族館ブランド

日本玩具文化財団の地域共創

日本クロージャーの生活雑貨市場への新たな挑戦

月刊ぎふとPREMIUM 8月号 目次

巻頭特集 シリーズ “伝統と革新” 第5弾「桐生」

  • 7 提言分析 なぜ桐生に注目するか
  • 8 多様な技術を、生活者のもとへ 革新を伝える伴走者 桐生市
  • 10 御召の技を現代の売り場へ 桐生織の価値伝える挑戦 森秀織物
  • 12 桐生手捺染が箔押しで拓く、てぬぐいの新境地 平賢
  • 14 刺繍自体を、商品にする 技術が生むアクセサリー 村田刺繍所/embland
  • 16 光を編む、唯一無二の生地「TRICOLUM」 加栄レース
  • 18 刺繍技術を、楽しく広げる 体験が生む可能性 川島エンブ
  • 20 売り場の要望を、産地の仕事へ 買継商がつなぐものづくり 大塚孝商店

コスパ・タイパに続く新たな消費トレンド メンパで動くギフト需要 ―心の負荷を減らす、新しいギフトの価値―

  • 22 総論
  • 24 「伝えたい気持ち」を最後までしぼませない ギフトで人と人をつなぐ大和の「ギフト思想」 大和
  • 26 ギフトをもっとカジュアルに ギフティのeギフトが支える贈る体験 ギフティ
  • 27 日常に“余白の時間”を取り戻す 「TIME VASE」 パイロットコーポレーション
  • 28 一つの響きが、日常に静かな節目をつくる おりんと香りの新ブランド「ritual」 本保
  • 29 「飲む時間」を楽しむ 生活の木のハーブティー 生活の木
  • 30 タイムレス・シーンレスに着られる リカバリーウエア「RECOVEX」 iiもの本舗
  • 31 足元から身体を整える アライメントサンダル「PLUS FOURTH」 東光
  • 32 会話を重ねるほど、ともだちになっていく 対話AIキャラクター「ポケとも」 シャープ
  • 33 好きなものを、いつもそばに 「ブルーナボンボンぷっくりチャーム rabbit」 アイデス

ギフトは価格を超える

  • 35 商品の価値と価格の整合性を守る 生産者とギフト文化を未来へつなぐ リンベル
  • 38 ギフトは安さで売れるのではない 価値から上代を決め、利益を残す 園和弘氏

特集 干支・カレンダー・縁起物・年末年始用品

  • 41 年末年始を彩るギフトの動向を探る

館外へ広がる水族館ブランド

  • 53 生き物コンテンツが生む新たなギフト価値
  • 54 「旅する水族館」が目指す新たな価値 銀座ロフト
  • 56 すみだ水族館が貫く「生き物の魅力を伝える」ものづくり
  • 58 「水」をまとう。 Wpc.だからできる水族館の表現 ワールドパーティー

主要展示会

  • 60 第102回東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2026 9月開催
  • 68 第68回大阪インターナショナル・ギフト・ショー2026 いよいよ開催迫る
  • 69 第74回インターナショナル プレミアム・インセンティブショー秋2026 10月に開催
  • 70 ギフト・ショーinソウル 韓国最大級の文具イベントへと急成長した INVENTARIO
  • 72 ビジネスガイド社の展示会

カンパニー・協会・話題・イベント・ショップ・調査・商品特集

  • 46 ぬいぐるみでつなぎ、育む 地域の新たな価値 金沢から広がる地域共創の次なる一歩 日本玩具文化財団
  • 48 キャップメーカーが生活雑貨市場へ挑む 「開ける技術」で新たな販路を開拓 日本クロージャー
  • 50 日本の工芸を、日々の暮らしへ 駅直結店舗から顧客と工芸の接点広がる 中川政七商店 東武百貨店船橋店
  • 52 ちいかわベーカリーOSAKA  6月26日にグランドオープン エルティーアール
  • 66 台湾パビリオン 革新的なデザインと確かな品質がギフト・ショーに彩り添える TAITRA

  • 73 「流通市場のキーワード」 「ブランドサイト」の役割とは
  • 74 [News & Products] 自分らしく輝く生き方。ウェルビーイングのツールとしての「美容」
  • 76 雑貨力 ―ギフト雑貨で稼ぐ― 雑貨コンサルタントのアイデアnote「第19回」 富本雅人氏
  • 78 「続く」店づくり 第24回「PAD」 碓井美樹氏
  • 80 プロムナード
  • 82 売り場の販促のヒント
  • 84 ギフトECサイトの処方箋 第148回「EC事業者こそ始めたい『LLMO・AIO対策』」 エンファクトリー 取締役 CDO 清水正樹氏
  • 87 業界関連ニュース
  • 91 次号予告

月刊ぎふとPREMIUM 8月号 記事詳細

シリーズ 伝統と革新 Vol.5 桐生

第102回東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2026(ギフト・ショー)が9月2日~9月4日に東京ビッグサイトで開催される。テーマは「伝統と革新」。

今回は、桐生市ブースを構成する桐生市役所と、出展する森秀織物、平賢、村田刺繍所、加栄レース、川島エンブ、大塚孝商店の6社に取材した。彼らの取り組みこそ「伝統と革新」というテーマを象徴するものだからだ。

そこには伝統産業が、そして日本のものづくりと商いが勝ち残っていくためのヒントがあった。

コスパ・タイパに続く新たな消費トレンド メンパで動くギフト需要 ―心の負荷を減らす、新しいギフトの価値―

「メンパ」という言葉をご存じだろうか。「メンタルパフォーマンス」の略で、心の負荷を減らし、自分にとって心地よい状態を保つことを重視する考え方だ。コスパが「費用」、タイパが「時間」を有効に使う価値観だとすれば、メンパは「心の余力」を大切にする価値観といえる。

現代人は、インターネットやSNSによる情報過多の中、日々膨大な選択を迫られている。さらに、AIの普及によって選択肢や提案の量は一層増え、比較・検討すべき情報も飛躍的に増えている。
どこへ行き、誰と過ごし、何を買うか。そして、それがどのように見られるのか―。そうした積み重なる判断や他者からの評価を意識することは、知らず知らずのうちに心を消耗させる。
その結果、人々は日々の選択に疲れ、人間関係にストレスを感じたり、実際に睡眠不足などの不調に陥ったりするケースも増えている。

そうした状況の中「より得をしたい」「より早く済ませたい」だけではなく「なるべく心を消耗せずに過ごしたい」という価値観が広がってきたのも自然な流れといえる。
何もしない時間を持ちたい。自分の時間や心身を大事にしたい。他人の評価を気にしすぎず過ごしたい―。
それを表すキーワードとして注目されているのが「メンパ」である。

ギフトは価格を超える

高度経済成長、大量生産・大量消費の時代から、日本の流通業は不断の努力によって低価格や値頃感を実現してきた。消費者の暮らしを支え、選択肢を広げ、豊かさを提供してきた。

一方、消費の二極化が進んで久しい。原材料費や物流費、人件費も上昇し、安さだけでは商品の価値も、作り手や流通の持続性も守りきれない。品質や希少性、技術や手間に見合う価格をつけ、その整合性を保つことが、次の商品を生み出す力になる。

ギフトは、価値ある商品を適正な価格で届けることに適した領域だ。「価格を超える」とは、価格を軽んじることではない。価値に見合う価格を成立させた上で、その数字だけには収まらない価値を届けることだ。ギフトは、贈る相手や用途に応じて、価格だけでなく、品質や背景、物語まで含めて選ばれる。これもまた、豊かさの一つである。そうした選び方は、近年さらに広がっている。

ギフト・ショーをはじめとするビジネスガイド社主催の見本市は、出展社が生み出した商品の価値を伝え、販路開拓を通じて中小企業を支え、流通と消費を活性化し、経済発展の一翼を担ってきた。

ギフトは、豊かさと幸福を循環させていく。ギフトは価格を超える。

広告掲載社様 2026年8月号

  • 株式会社エトワール海渡
  • 五洲薬品株式会社
  • 株式会社三喜
  • 株式会社生活の木
  • 台湾貿易センター
  • 株式会社新居田物産
  • 日本クロージャー株式会社
  • 株式会社フクヤマ
  • 株式会社紅屋商店