
発行日:2026年7月1日
定価:1,100円(税込)
● ギフトショップ地域ルポ 京阪神編
● 伝統と革新 東京手仕事プロジェクト/町工場
● 環境配慮からファッション、防災まで 現代に広がる風呂敷の可能性
● セガが推進するトランスメディア戦略
● 大手量販店からも注目メモリカ
● 福岡ショー
近畿地方は本州中西部に位置し、大都市圏を持つ地域である。古代より日本の都が置かれた土地であり、現在では政令指定都市である京都市・大阪市・神戸市を中心とする「京阪神大都市圏」を形成している。
大都市圏を含む広大な面積を持つ近畿地方を一度の取材ですべて紹介することは難しい。そのため昨年8月号では近畿地方の東部三県(滋賀、奈良、和歌山)のギフトショップを取材し紹介した。約1年振りとなる今回は、京都・大阪・兵庫の西部3府県のギフトショップにスポットを当てた。
京都府は明治時代になるまで日本の首都が置かれていた、約1200年の歴史を持つ古都である。一方で府の面積の75%が山地や丘陵地となっており、五つの地域圏に細分化されていることや、北部は日本海に面していることなどから、各都市は京都市周辺とは違った文化や風土を持っている。
大阪府は国内2位の経済規模を誇る都市であり、古くは難波京が置かれ、現在では京阪神大都市圏の中心都市である大阪市を有する、世界有数の大都市である。また新幹線や関西国際空港などの交通の要所としての性格も持っている。
兵庫県は明治期以降急速に発展、外国人居留地などの影響もあり、独特の文化が発達した港湾都市、神戸市を擁している。今回の3府県の中では面積が最も大きく、東西の長さは111.13平方キロメートル、南北の長さは168.50平方キロメートルを誇る。また瀬戸内海最大面積の島であり、国産みの神話の舞台である淡路島も含まれている。
3府県とも政令指定都市を持ち、観光資源が豊富であること、大都市圏以外の中堅都市も発達していることなど共通の特徴を持つ一方で、気候風土や歴史の違いから、それぞれが独特の文化を醸成してきた。
今回は3府県のギフトショップ計6軒を取材。各店舗の背景や地域に対する思い、施策などを語っていただいた。
第102回東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2026は「伝統と革新」をテーマに、9月2日(水)~4日(金)にかけて、東京ビッグサイトで開催される。
そうした中で本誌では4月号から日本の優れた商品、製品を生かす取り組み、すなわち「伝統と革新」をテーマとした短期集中連載を掲載している。
今回は、東京都及び公益財団法人東京都中小企業振興公社が展開する「東京手仕事」プロジェクトの商品発表会を取り上げる。
同公社及び「東京手仕事」プロジェクトは、東京インターナショナル・ギフト・ショー、LIFE × DESIGNにも継続して出展してきた。また、今回発表された20の開発商品の製作者のうち18事業者は、これまでギフト・ショーおよびLIFE × DESIGNへの出展実績を持つ。
東京手仕事は、伝統工芸を現代の暮らしに合う商品へと開発するだけでなく、展示会を通じて流通、小売、ギフト市場へ接続する取り組みでもある。
セガは2025年6月に創立65周年を迎えた。長い歴史の中で生み出してきた「ソニック」「ぷよぷよ」「ペルソナ」などの主要IPは、今年、それぞれ節目の年を迎えている。
同社はゲームを起点に、映像、商品、ライブ、店舗、施設などを通じて、各IPとファンとの接点を広げるトランスメディア戦略を推進。ライセンシー社数も2023年3月期の415社から、2026年3月期には714社まで増加している。
第100回ギフト・ショーにも出展したセガのIPの可能性と、商品化・ライセンス事業におけるメーカー、小売との連携、そして日本のメーカーが持つ優れた技術や商品を世界へ届ける構想について、常務執行役員 トランスメディア統括本部長のジャスティン・スカルポーネ氏に聞いた。
包む、保護する、贈る――。風呂敷はかつて、日本人の暮らしに欠かせない生活道具だった。しかし、ライフスタイルの変化とともに市場は縮小し、その役割は紙袋やプラスチック包装材、エコバッグなどへと置き換えられていった。
一方で近年、風呂敷の価値が改めて見直されている。繰り返し使える環境配慮型アイテムとして評価が高まるだけでなく、バッグやファッションアイテムとしての活用、防災用途、さらにはブランドの世界観を伝えるツールとしても新たな可能性が広がっている。こうした動きは日本国内にとどまらず、海外やインバウンド市場でも広がりを見せている。
本特集では、メーカー、小売、ブランドそれぞれの取り組みを通じて、現代における風呂敷の新たな価値と可能性を探る。